内容説明
「真の史学史は政治史として描かれなくてはならない。」岡倉天心、津田左右吉、和辻哲郎らが苦闘した、「日本」という「主体創出」の足跡を解析する。
目次
序章 デモクラシーと国体
第1章 岡倉天心とアジア主義
第2章 アジア主義の条件
第3章 アメリカの支配とアジア主義
第4章 津田左右吉の歴史学
第5章 「日本史」の誕生
終章 日本主義と敗戦
補論 京都論の視点―日本精神史の舞台としての京都
著者等紹介
小路田泰直[コジタヤスナオ]
1954年神戸市生まれ。1977年、京都大学文学部卒業。奈良女子大学文学部教授。専攻は日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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